販売者ガイド

クラウドファンディング・リワード発送 — 数千件を、約束した日に、正確に出す方法

販売者ガイド · クラウドファンディング · リワード · 一括出荷
リワード発送の一つの流れ — 終了後、数千件を一度に ファンディング終了 数百〜数千件が 一度に確定 金浦センター入庫 トラック配車で入庫 組み合わせ別セット組み立て バーコード1:1検品 送り状・商品を照合 構成漏れを遮断 D-day 一括出荷 約束した発送予定日に 一度に正確に 組み合わせ別のセット組み立てとバーコード検品を備えた一つのセンターで、終了時の全数量を約束した日に一括出荷します。 リワード型クラウドファンディング(Wadiz・Makuake など)基準

ファンディング成功の喜びは一日で終わります。翌日からメイカーの前に置かれるのは、数百〜数千件の発送の約束です。一般的なECのように注文が毎日分散して入るのではなく、終了時点で全数量が一度に確定し、プロジェクトページに告知した発送時期までにすべて出さなければなりません。リワード型クラウドファンディングのメイカーがリワード発送を準備するときに押さえるべきことを、RUNICが実際の運用方法とともに整理しました。

リワード発送が一般的な出荷と違う4つのこと

ECの出荷を経験した方でも、ファンディング発送では戸惑います。構造そのものが違うからです。

発送で最も崩れやすいところ

リワード発送が崩れるパターンは、だいたい決まっています。オプション・構成の誤出荷(Aセットの支援者にBセットを発送)、構成品の漏れ(本品だけ届いてノベルティが抜ける)、住所変更の反映漏れ(ファンディング後の引っ越し・住所修正の依頼が送り状に反映されない)、そしてスケジュールそのものの崩壊(製造遅延がそのまま発送遅延に転嫁される)です。共通点は一つ — 数千件を手と目だけで処理しようとして起きることです。

発送予定日の逆算チェックリスト

リワード発送は、D-day(発送予定日)から逆算してスケジュールを組むと安全です。RUNICが推奨する逆算の基準です。

D-21
数量・構成の確定 — リワード別の数量、セット構成表、同梱物(サンクスカード・ノベルティ)のリストを確定し、物流パートナーとの打ち合わせを始めます。
D-14
センター入庫 — 製造元・工場からセンターへ商品を入庫します。入庫検品で数量・不良を先に取り除いておくと後が楽になります。海外生産分は通関スケジュールも見込んでさらに早めに。
D-10
セット組み立て — リワードの組み合わせごとにセットを組み立て、同梱物を入れます。組み合わせの数が多いほど、ここに時間がかかります。
D-7
送り状データの整理 — 注文データをダウンロードして住所変更依頼を締め切り反映し、支援者へ「住所変更は〇日まで」の告知を送ります。
D-3
出荷検品 — 送り状と商品バーコードを1:1で照合し、構成漏れ・オプションの誤りを出荷前に取り除きます。
D-day
一括出荷 — 全数量を集荷し、発送完了を支援者に告知します。
D+7
返品・交換対応 — 回収在庫を検品して在庫に反映し、交換発送を処理します。
参考 — 上記のスケジュールは一般的な推奨の逆算基準です。リワードの組み合わせ数、製造完了の時期、海外生産の有無によって変わるため、発送予定日の少なくとも2〜3週間前には物流の打ち合わせを始めるのが安全です。各クラウドファンディング・プラットフォームの発送・遅延に関するポリシーは、公式の案内を基準に確認してください。

RUNICはこう処理します

RUNICは金浦の約3,000坪・4階建てセンターで、リワード発送を入庫から返品まで一つの流れで運営します。

梱包設計に悩んでいるなら、出荷前に箱詰め計算機でリワードセットがどの箱に入るか、宅配規格判定機で料金区分がどこかを、あらかじめ確認できます。

ファンディングが終わっても物流は続きます

リワード発送が終わると、多くのメイカーがSmartStore・Coupang・自社モールの正規販売へ移ります。このとき在庫を移し替えると、その分だけコストと出荷の空白が生まれます。RUNICでリワードを発送したメイカーは、残った在庫を同じセンターでそのまま引き継いで日次出荷へ切り替えます。同じバーコード検品基準、同じ担当チームが引き継ぐため、移行過程での出荷の空白を最小限に抑えられます。正規販売の運営はSmartStoreフルフィルメントガイドに整理してあります。

リワード発送を任せる前のチェックポイント

ファンディングのメイカーが発送代行を見極めるときに確認するとよい項目です。

スケジュール
逆算計画
D-day基準で入庫・組み立て・検品のスケジュールを提示できるか
セット
組み合わせ別組み立て
リワード構成表のとおりに流通加工できるか
検品
バーコード1:1照合
構成漏れ・オプションの誤りを出荷前に取り除けるか
キャパ
単発大量出荷
数千件を一日で出せるか
輸送
入庫配車
製造元→センターの輸送まで一つのチームか
その後
正規販売への移行
返品対応と在庫の継続運営ができるか

業者選定の一般的な基準は3PL業者選択 SLAチェックリスト3PLコスト構造に整理してあります。

よくある質問

Qクラウドファンディングのリワード発送は、一般的なECの出荷と何が違いますか?

注文が毎日分散して入るのではなく、終了時点で数百〜数千件が一度に確定します。プロジェクトページに告知した発送時期までにすべて出さなければならず、リワードの組み合わせごとに構成が異なるため、セット組み立ての正確さが要です。

Qリワード構成(セット)ごとの組み立ても任せられますか?

はい。本品+ノベルティ、1+1、アーリーバード構成のように、組み合わせごとにセットを組み立て、同梱物を入れる流通加工を行います。組み立てたセットは送り状・商品バーコードの1:1照合で検品し、構成漏れを出荷前に取り除きます。

Q発送予定日までスケジュールが厳しいのですが、いつ連絡すべきですか?

発送予定日の少なくとも2〜3週間前の打ち合わせ開始をおすすめします。入庫・セット組み立て・送り状整理・検品を逆算すると、D-14には商品がセンターに入っていれば余裕が生まれます。ファンディング終了前でも、想定件数と構成をもとに事前の打ち合わせが可能です。

Q製造元からセンターまでの輸送もしてもらえますか?

はい。トラックの貨物仲介を自社で運営し、製造元・工場から金浦センターまで配車で入庫します。海外生産分は海上・航空フォワーディングと輸入通関を経て、センター入庫まで一つの流れでつながります。

Q発送後の返品・交換はどのように処理されますか?

自社の返品管理プラットフォームで返送伝票を収集し、元の送り状とマッチングして回収在庫の状態を確認します。正常品は在庫に反映し、回収の推移・商品別の統計を提供します。

Qファンディングが終わり正規販売へ移行すると、物流はどうなりますか?

残った在庫を同じセンターでそのまま引き継ぎ、SmartStore・Coupang・自社モールなどの日次出荷へ切り替えます。在庫の移動なしに同じ検品基準で引き継がれ、移行過程での出荷の空白を最小限に抑えます。

ファンディング終了を控えてリワード発送を準備されているなら ファンディング終了予定日・リワード構成・想定件数をお送りいただければ、発送予定日から逆算したスケジュールとお見積もりを整理してご提案します。終了前の事前打ち合わせも可能です。
相談する →